1980年代に発売された初代「Eクラス」は、ボディに4ドアセダン、ステーションワゴン、2ドアクーペなどの種類が用意されていました。「Eクラスカブリオレ」は、その中のひとつです。何度かのモデルチェンジを経て、2010年4月発売モデルより、カブリオレの新グレードが設定されました。オープン走行時の快適性を守るため、キャビンへの風の流入を低減させる新開発「エアキャップ」が装備されています。なお、2016年7月にセダンタイプがモデルチェンジされ、新型（10代目）となりました。2010年4月発売モデルのグレード「E350 カブリオレ」は、2ドア4人乗りのボディに、V型6気筒DOHCエンジンを搭載しています。その排気量3.5Lであり、272馬力を発生させます。組み合わされているトランスミッションは7ATで、後輪駆動方式が採用されています。また、ボディカラーはカルサイトホワイト、サニディンベージュ、ファイアオパールなど豊富に取り揃えられています。
「Eクラス」の源流はメルセデス・ベンツ「W136（1936年）」まで遡り、ブランドのなかではもっとも古い中核モデルとなる。1985年から1993年まで「ミディアムクラス」の名称でリリースされていたモデルが「Eクラス」の前身とされる。「Eクラス」という名称でのデビューは1993年で、当時のコードネームはセダンが「W124」。2代目では数字が「210」と大きく変わり、それ以降、3代目が「211」、4代目が「212」、5代目が「213」とモデルチェンジごとに増える。
ポジション的には、「Cクラス」と「Sクラス」の中間のモデルとなる。販売台数でも「Cクラス」と競い合うなど、メルセデスの屋台骨を支える存在だ。また、高級車のベンチマークとして、世界中のメーカーにも多大な影響を与え、ヨーロッパとくに本国ドイツでは、タクシーとしても多く使用されている。(goo-netより)